結論、
web3とは
「ブロックチェーンを基盤にした活動の総称」
である。
web3を
「ブロックチェーン」
と
「ブロックチェーンを基盤とした活動」
に分けて解説していく。
「ブロックチェーン」とは何か
ブロックチェーンとは
データが特定のサーバではなく、
無数の個人のコンピュータに分散して
保存・管理される技術
のことを指す。
暗号化された台帳が
鎖のようにつながっていくことで
事実上改竄が不可能
となるのだ。
この技術によって、
個人がデータを管理・所有することが可能
となり、
中央集権型から
分散型の社会構造への
ゲームチェンジをもたらす。
中田さんのyoutubeがめちゃくちゃ分かりやすい！
ブロックチェーンを基盤とした活動とは
ブロックチェーンを基盤とした活動、
主に下記の通り。
◎仮想通貨
◎メタバース
◎マイニング
◎スマートコントラクト
◎NFT
◎DAO
◎GameFi
◎DeFi
などを指す。
仮想通貨は、
ビットコインを筆頭とした
あたらしい通貨のカタチ。
スマートコントラクト（要はアプリ）を
搭載したイーサリアムなど
アルトコインも数多く存在する。
売買をする投資活動が代表的であろう。
NFTは、
pfpと言われるプロフィール画像。
偽造・改竄ができないデジタルな存在。
これまで簡単にコピーされてきた
デジタルデータに価値をもたらしている。
DAOは、
事業やミッションごとに
ネット上にコミュニティを形成。
一定の活動の成果として
独自トークン（仮想通貨）を
報酬として受け取る仕組みで、
働き方を変えうる「組織」
として注目が集まる。
DeFiは、
金融機関を経由しない
分散型金融を実現した。
銀行口座を持たない人々も
インターネット環境さえ整っていれば、
安価な手数料で
仮想通貨を使った
経済活動ができる。
GameFiは、
Gameと金融、NFTを
掛け合わせたもの。
筆者は熱心に歩いて
健康とGSTを稼いでいる。
(#まだSTEPN)
上記に挙げたさまざまな活動は
すべてブロックチェーンを
中軸に据えたものである。
そしてそれらを利用、
活用していることこそ、
「web3」なのだ。
web3が抱えるリスク
リスクについても触れておこう。
国家の管理が及ばない仮想通貨は
価値のボラティリティが非常に高い。
また高い匿名性ゆえ
マネーロンダリングにも
容易に利用されうる。
NFTをめぐっては、
詐欺師によるプロジェクトが横行し、
企画者が資金を持ち逃げする
いわゆる「ラグプル」によって
ユーザーが金銭的な被害を被る
ケースが散見される。
DeFiにおいては、
・2022年2月「ワームホール」3億2,200万＄
・2022年3月「ローニンネットワーク」6億1,500万＄
がハッキングによって失われた。
GameFiは
現時点において
投機的な側面が色濃く、
先行者が後発参加者の
投機資金を回収する
いわばポンジスキーム的な構図が
取り沙汰されている。
こうしたリスクに対する保護、
各種施策については
早急な整備が求められる。
日本においては自民党主導で
「骨太の方針」
や
「新しい資本主義」
の中に「Web3」がうたわれ、
企業の税制についても、
期末ごとに仮想通貨の評価益の課税が
義務付けられる現状
に対する改善案が議論されている。
まとめ
インターネットが
本格的に普及して約30年が経つ。
インターネットがもたらした革命は
言わずもがな
人々の生活様式を一変させ、
国家をもしのぐ巨大企業を生み出した。
そして今、
ブロックチェーン技術を背景に
人類は未知なる領域「web3」
に足を踏み入れている。
今は実感として大きな変化は
意識しにくいかもしれないが、
実際にweb3の各サービスを触っていると
その革新性、利便性を強く感じる。
中間者を介さず、
スマートコントラクトで動くDeFiは
間違いなく既存金融を揺るがす。
価値の移転を滑らかにするNFTは
真のユーティリティを発揮したときに
社会制度、福祉制度など
既存の公的機関が果たす役割を
大きく変えることになるだろう。
クリエイターの宝庫である日本にとって
NFTの商業化との相性は抜群だ。
上記の通り、
現状は相応のリスクを内包しているものの、
web3はそれを補って余りある果実を
もたらすものと確信している。
変化はチャンスである。
いまこそ、
時代の潮流に順応し、
web3を楽しむ気概が求められている。